被害状況を生々しく語る責任者の僧侶ベーダウィ師

「1985年、孤児と貧しい子ども達のために孤児院と寺子屋を作りました。それ以来、一生懸命コツコツ積み重ねてきましたが、サイクロンによってすべて失ってしまいました。
サイクロンが来た5月2日、子ども達を比較的丈夫なコンクリート製の建物に避難させたため幸い無事でしたが、食糧もなく子ども達が安心して眠れる場所もありません。これから先、どのようにして行けば良いのかわかりません。」と肩を落としていた。



半壊した僧院


早朝、東から突風が吹き、僧院の後ろにあった大きな菩提樹が倒れ、僧院の壁の一部が破損した。風はどんどん強くなっていき、今にも崩れそうだった。それから20m離れた寮から屋根が飛んできた。50m離れた寮からは材木が飛んできて僧院の壁に突き刺さったという。

※写真の上にアイコンを合わせるとサイクロン前の様子が見られます。



ほぼ全壊した子ども達の寮

早朝、西からの突風によって屋根と壁が吹き飛んだ。トタン屋根は僧院を直撃した。非難させていたため、幸い怪我人はなかったが、子ども達が安心して眠れる安全な寮が必要である。再びサイクロンが来るという予測もあるため、サイクロンに耐えられる強度を持った新寮の建設が急務である。

※写真上にアイコンを合わせるとサイクロン前の様子が見られます。



全壊した子ども達の寮兼、教室

寺子屋のレイレイヌエ先生のインタビュー:
「私はその日、僧院に手伝いに来ていました。朝、どんどん風が強くなっていきました。するとものすごい轟音がしたので、慌てて外に飛び出したその瞬間、私のいた小さなブロック製の寮(右写真)は音を立てて崩れてしまいました。逃げるのが一瞬でも遅ければ、大怪我をしていたでしょう。今思い出しただけでも、恐くて震えが止まりません。」

※写真の上にアイコンを合わせるとサイクロン前の様子が見られます。

地球市民ACTかながわ
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5月2日にミャンマー南部を直撃したサイクロン「ナルギス」により、当会が支援するミャンマー国ヤンゴン管区タンリエン僧院孤児院が甚大な被害を受けました。最新情報はこちら

ミャンマーを襲い死者・行方不明者14万人、被災者250万人を出したサイクロン「ナルギス」の直撃により、当会が2005年より国際支援を実施しているヤンゴン管区のタンリエン僧院孤児院(5〜12歳245人収容)が、家屋倒壊など甚大な被害を受けました。
強烈な暴風雨により、ほぼ全施設が倒壊、床上浸水などの壊滅的な被害を受けました。幸い子ども達は奇跡的に全員無事でしたが、安心して眠る場所も無く、物価の高騰により食糧の入手も困難な状況です。
当会は5月21日に事務局長を派遣し、集まった募金で食糧支援や家屋修復などの緊急支援を実施しました。
今後は、次のサイクロンにも耐えられ、周辺住民も避難できるシェルター機能も備えた、コンクリート製の強固な子ども達の寮を一刻も早く建設する必要があります。復興支援募金へのご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。皆様からの募金は当会事務局長が早急に再渡航し直接現地に届けます。

お振込先:
郵便:00280-0-37239 名義:地球市民ACTかながわ
銀行:横浜銀行 新本牧支店 普 1355563 名義:トクヒ)チキユウシミンアクトカナガワ

被災後7ヵ月が経過しましたが、タンリエン孤児院のある地域にはTPAK以外、一切支援が届いていません。雨季の到来により、感染症や伝染病が心配される中、被災者の不安は計り知れません。サイクロンの報道がゼロとなった今こそ私たち草の根のNGOの出番です。これから息の長い支援が必要です。

子ども達、僧侶、先生は奇跡的に無事だったが、子ども達はもともと栄養不足で衛生状態も良くないため、目前に迫った雨期による水害などから来るマラリヤやデング熱、伝染病の蔓延が危惧される。
一刻も早く、「水」「食糧」「家屋」の支援が必要である。

孤児院に住むテインテインザーウーくん(10才)のインタビュー:
「5月2日の夕方から風雨が強くなってきたので、お坊さんが写真の後ろの建物に避難しなさいと言いました。非難していると、空にはいろんなものが飛んでいました。怖くなって急いで建物の中に入り、頭を抱えて震えていました。」

2007年10月に完了した流水施設設置のための「電気供給プロジェクト」により整備した電線、配電盤などが破損したため、井戸から安全な水を汲むことが出来ない。現在もう一つの手汲みの浅い井戸で凌いでいるが水が不足している。
一刻も早い復旧が必要である。

菜園も水没により全滅し、今後の復旧の目途もついていない。物価が2〜10倍に高騰しているため、食糧を購入することができない。

タンリエン僧院孤児院の被害状況
施設被害・・・施設内全9棟の内、3棟全壊、その他3棟ほぼ全壊、残り3棟半壊。家屋への浸水等。 
周辺村の被害状況・・・周辺550世帯のうち100%が被災、40%が全壊、60%が半壊。
生活被害・・・「電気供給プロジェクト」により整備した電線、配電盤などが破損。菜園も水没により全滅。
人的被害・・・245名の子ども達と18名の僧侶、7名の寺子屋の先生は奇跡的に無事だった。 

ティティウィンさん(19歳)のインタビュー:
家族構成・・・夫21歳日雇い労働者、娘5ヶ月

「5月3日早朝、あまりの風雨の強さに家が壊れると感じ、外に飛び出しました。すると私たちの家は吹き飛ばされてしまいました。家族3人、ずぶ濡れで途方に暮れていた時、近くに住んでいる兄が助けに来てくれました。本当に怖かったです・・・。
家は残骸を集めてなんとかしましたが、雨漏りがひどく子どもの病気が心配です。夫の仕事もなく、お寺に食べ物をもらいながら生活しています。この先どうやって生きていけばいいのか不安でたまりません・・・」

エイエイウィンさん(27歳)のインタビュー:
家族構成・・・夫28歳サイカー運転手、息子2歳

「5月3日朝6時、竹で出来た粗末な私たちの家は吹き飛ばされてしまいました。倒壊寸前に3人で命からがら逃げ出しました。家、家財道具、食糧、すべてを失いました。夫はヤンゴン市内で仕事をしていましたが、サイクロン後は道路が寸断されているため仕事場に行くことができません。もう3週間収入がありません。今は疲れ切っています・・・。」