パムーン村はミャンマー東部のシャン高原に位置する少数民族Pa-O族の自治区である。
Pa-O族の多くは農業を営み、竹製の高床式住居で昔ながらの慎ましい生活を送っている。
そのほとんどが敬虔な仏教徒で、「利他」すなわち、他者の幸せのために生きるという考えが子ども達にも浸透している。
私たちTPAKは、プロジェクトを協働する村の子ども達に、いつもこの質問をする。「あなたの夢はなんですか?」すると子ども達は、口々に「人の役に立つ人間になりたい」と答える。今年4月に、この志あるPa-O族の村に「教育支援プロジェクト」で高校生の男子寮が完成し、希望にあふれる新入生が入寮してきた。軍事政権から民主化したミャンマーの現在の最大課題は、「人材」である。Pa-O族のこの地域で「人の役に立つ」人材がたくさん育ち、Pa-O族の繁栄とミャンマーの国の幸せが実現するよう、TPAKも長期にわたって見守っていきたい。
写真:完成を喜ぶパムーン男子高校生寮の寮生 寮の名前は「Aung Zam Bu」(世界平和に貢献する人を育てる所)
代表 近田真知子
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