TPAK活動村であるインド北部の農村地域では、伝統的慣習により女性の地位が低く、非識字、幼児婚、ダウリー(結婚時の持参金や家財道具)、重労働、さらに夫や家族からのDV(ドメスティックバイオレンス)などたくさんの問題を抱えています。
多くの男女が夫から妻へのDVを当然と考えており、この意識を変え、女性たちがDV被害を声に出せる仕組みを作り、地域をDVのない女性にとって安心できる村とするためには、若い世代が、ジェンダー平等の理解やDVをなくす意識を持つことが重要です。
ジェンダー平等やDVをテーマに村の中学校で開催された「ポスターコンテスト・クイズ大会」では、たくさんのポスターが出品され、そのうち17点が優秀賞として表彰されました。
この学校の校長先生は活動に理解を示し、11月に行われた日本人専門家による「DVとトラウマの理解とその対応」研修(2頁参照)に、女性教師と生徒3名を送り出してくれました。若い時期に学ぶことが重要であり、生徒に外の世界を知ってもらいたかったと力強く語り、ジェンダー平等の授業を学校のカリキュラムに取り入れたいと意気込んでいました。
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