貧困、差別、教育、人身売買、麻薬、エイズ...
TPAKが活動を始めた1993年、タイの山岳地帯の少数民族の子ども達は様々な困難に晒されていました。子ども達は教育を受けることができず、貧困の連鎖から抜け出せずにいました。チェンマイ県サムーン郡の山の小さな学校ではプラヨーン先生(2018年2月2日逝去)が孤軍奮闘していました。この先生を支援してTPAKは、給食のための学校農園、学校舎や寮の建設、奨学金と寮支援で大学進学への道を開いてきました。
子どもたちの手で地域の自立を
あれから25年。先生方の努力と地域に広がった教育への理解、そして子ども達自身の頑張りによって、少しずつ変化が現れてきました。子ども達は自分の夢を手に入れるとともに、貧困、差別、教育、人身売買、麻薬、エイズといった地域の課題も解決できるようになったのです。
TPAKのサポートは、小さな団体だからこそできる、きめ細かく地道で長期に亘る自立支援です。教育支援の結果、子ども達自らが変えていく地域は、正に国際協力のゴールと言えます。
これからもTPAKは困難な状況にある子ども達の教育を通じて、地域の自立促進の支援を続けていきます。成果が出るのは10年20年先でも、焦らず行くことが国際協力の神髄と信じて。
写真:高校に合格し夢と希望に輝いている生徒たちと嬉しそうなプラヨーン先生(2016年撮影)
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